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羽毛田 直樹*; 横山 啓一; 田中 宏昌*; 工藤 博司*
Journal of Molecular Structure; THEOCHEM, 577(1), p.55 - 67, 2002/01
金属化合物やクラスターの電子状態を調べる目的で、リチウム原子が過剰に含まれるフッ化物クラスターLiF(n=2-5) の構造と電子構造を理論計算により求めた。その結果、過剰電子が分子全体に非局在化して分布することができるのはn=2のときだけであり、nが3以上では過剰電子が特定の部位に局在化して金属的電子状態が消失することがわかった。このことは、すでに研究されているLi(OH)クラスターに比べて、LiFクラスターではイオン結合性が強いことを示唆している。また、末端リチウム原子の数とイオン化エネルギーの相間がLi(OH)の場合と類似していることが示された。
辻村 憲雄; 百瀬 琢麿; 野村 保
PNC TN8410 94-401, 16 Pages, 1994/11
動力炉・核燃料開発事業団東海事業所では、平成5年度にTLDバッジに用いるTLD蛍光体とその測定システムの改良に関する研究を行い、従来のTLD素子よりも約5倍感度の高いTLD素子を新たに開発した。本報告書は、それに先駆けて実施した試験の結果であり、高感度型ホウ酸リチウム及び酸化ガドリニウム添加型ホウ酸リチウムを蛍光体に用いたTLD素子を試作し、その線感度と中性子線感度を調べた結果をとりまとめた。
工藤 博司
Handbook of Hot Atom Chemistry, p.647 - 662, 1992/00
核融合炉開発に関連するトリチウム化学について、ホットアトム化学の観点から解説する。プラズマ-壁相互作用(PWI)におけるトリチウムの挙動、ブランケット材料中に生成するトリチウムの拡散と放出およびミュオン触媒核融合(CF)実験の研究の現状を紹介する。
工藤 博司
放射線, 12(3), p.77 - 85, 1986/00
Li-Al合金をターゲットとする100Ci規模でのトリチウム製造、ガスクロマトグラフィによるトリチウムの濃縮、熱量計によるトリチウムの測定およびLi化合物中でのトリチウムの挙動について述べるとともに、トリチウム製造研究を通して得た経験を中心に、トリチウム安全取扱経験の一端を紹介する。
工藤 博司
Radioisotopes, 34(8), p.432 - 441, 1985/00
昨年10月に開催された第7回放射線利用研究成果報告における講演原稿に加筆し、原研におけるトリチウム製造研究を中心に、核融合炉開発に関連するトリチウム化学研究の現状を総説としてまとめた。
島崎 洋祐; 石塚 悦男; 後藤 実; 中川 繁昭; 高田 昌二
no journal, ,
初期核融合炉の起動用のトリチウム調達手法として、高温ガス炉を用いる方法が提案されている。高温工学試験研究炉(HTTR: High Temperature engineering Test Reactor)では、キャプセルに封入したリチウム化合物を照射して行うトリチウム生成回収試験に係る検討を実施してきた。そこで、HTTRを使用した国産のトリチウム生成の実証試験に向けて、現状提案されている照射試験に係る事項を整理するとともに照射試験に対する課題を検討した。その結果、詳細な炉内マップの整備、高温ガス炉特有の環境に適応したキャプセル取扱技術の確立等が必要なことを明らかにした。今後も、初期核融合炉の起動用のトリチウム調達に資するため、HTTRを用いた実証試験の実施に向けて検討を進めていく。